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面が広く寸法の大きい合鹿椀に対して、蒔絵を使わずどれだけ塗りの技法だけで表現できるかを極めた作品です。微細な文様と濃淡のある色使いで、幻想的な景色を持つ艶やかで壮大な世界観を表現しています。
面が広く寸法の大きい合鹿椀に対して、蒔絵を使わずどれだけ塗りの技法だけで表現できるかを極めた作品です。微細な文様と濃淡のある色使いで、幻想的な景色を持つ艶やかで壮大な世界観を表現しています。
特徴
特に難易度が高いと言われる七々子塗りの文様です。菜種を蒔き、手で一つずつ剥いでから漆を塗り研ぎます。菜種を剥ぐ作業、菜種でできた薄い文様を削り取らないように研磨する作業は、とても手間がかかります。一般的に七々子塗りで使われる菜種よりも細やかな菜種を使い全面に撒き散らしているため、幻想さをより醸し出しています。
色は、外面も内面も溜塗りです。朱と黒、透明な透漆を何度も塗っては研磨して奥行きを残しています。俯瞰して見ると、七々子塗りの文様が朱色の濃淡と重なる情景は美しさを魅せています。
七々子塗りと溜塗りの上から、研ぎを入れる呂色仕上げで艶やかさを出しています。一つの器に、艶やかで壮大な世界観を感じられます。
内面は溜塗りでありながら、外面とは違い艶消し仕上げです。内面と外面のバランスを考えて整えています。
器の素地は合鹿椀と言われるお椀の木地を使用しています。合鹿椀は日本でも伝統の深い型のお椀です。厚みがあり高台が高く、堂々とした佇まいが印象的です。
サイズ | 高さ110mm×直径145mm |